晴耕





        里山日記

        2005







 




  「イタセンパラを見たか!」 20051115


 「イタセンパラ」という淡水魚をご存知だろうか。
 これは氷見の人間なら、次の通り、子供でも知っている絶滅危惧種だ。
 
 【みんなで守ろうイタセンパラ】

 イタセンパラとは・・・
 コイ科タナゴ亜科タナゴ属の淡水魚
 日本固有の種で、淀川水系、濃尾平野と氷見市の仏生寺川水系と万尾川水系でしか確認されていない。近年の急激な生息環境の変化から絶滅が心配される希少な魚である。
 昭和49年…国指定天然記念物に指定(文化庁・文化財保護法)
 平成 7年…国内希少野生動植物種に指定(環境省・種の保存法)

 氷見市HP(→教育・文化・施設)より

 けれども市外では、生物の専門家を除けば、ほとんど一般に知られていないだろう。
 ただし氷見の住人でも、なにしろ数の少ない天然記念物だから、実物を拝んだことのある者は少ない。
 それがこの10月末に、某図書館で生きたまま展示されており、さっそく行って見てきた。
 入口正面に、どーんと60cm水槽が2台置いてあった。ありがたいことに、ストロボさえ焚かなければ写真もOKだというので、勇んで数枚撮影した。
 オスに見られる背びれの模様など、なかなか美しい。横手には、近縁種の「タイリクバラタナゴ」も展示され、対比できておもしろかった。

 氷見にはこのように、海の定置網ばかりでなく、里山にも貴重な自然が残されている。幸か不幸か現代まで、ろくに開発されてこなかったおかげで、「瓢箪から駒」的に希少生物が活きている。ほんとうは市全域を、自然保護区にしても良いくらいだ。
 せちがらい現代的な生活に見切りをつけ、昭和の初め頃のような、田舎暮しに回帰するのも、かえって良いのではないかと、このごろまじめに考えている。




 




  「新川育成牧場」 20051024


 今回も、かれこれひと月前の話で申し訳ないが、先月末の月曜に、「新川育成牧場」へ行って来た。5月のゴールデン飛び石連休に、わざわざ小矢部市の「稲葉山牧場」へ出かけたのに(→20050522)、まだ放牧されていなくて、牛一頭見ることができなかった。この遺恨をやっと今になって晴らすことができたのだ。
 ただ氷見からは、高速を飛ばし少々長い旅になるので、幼児連れではちょっときびしいかな、という不安もあった。けれども搾りたて牛乳と、自家製ソフトクリームという魅力に参っている奥様は、終始強気で、やる気満々なのであった。
 ともあれよく晴れた秋の朝、宇奈月町までの長距離ドライブ決行となった。

 10時過ぎに家を出て、高岡北インターへ向かう。周知の通り、富山方向へ行く時、直線距離からすれば小杉インターで乗る方が短くてすむ。しかし高速を走るのが好きなのと、新しく出来たインターを見物する意味で、行きは遠回りのルートを取った。
 結局、高岡北で降りるのと、小杉で降りるのでは、片道700円も違うことが判明した。しぶちんの我々は、以後二度とこの方向を走る時、高岡北などで乗らないと心に決めている。

 途中、「呉羽パーキングエリア」に寄ると、リニューアルしていて驚いた。ここに入っていた「味処北路 &キッチンnorio」がなかなか良くて、特にオムライスが絶品だった。久しぶりに旅すると、こんな発見があって嬉しい。
 しかし「好事魔多し」とはよく言ったもので、楽してWebから地図を印刷して持って行ったら、牧場までのアクセス道路が実際と異なり、詰めのところので道に迷ってしまった。恥をしのんで、道端にいた道路工事のおじさんに尋ね、ようやく目的地までたどり着くことができた。

 少々予定より遅く着いたが、ちゃんと念願の牛さんが放牧されていた。それを見るなり、幼い息子が目の色変えて牛に寄っていき、道端の葉っぱをむしって食べさせていた。その姿を目撃すると、遠くまでやってきた苦労?が報われ、思わず目がうるうるしたものだ。
 それから「MOOガーデン」へ行き、目的の牛乳とソフトクリームをいただく。これはもう文句のつけようのない味で、あれほどクリーミーで美味しい牛乳は、やはり下界のスーパーなどで買えるものではなかった。それで舞い上がって、ぼこぼこチーズやらベーコンやら買いまくり、財布がひどく軽くなってしまったけれど。
 
  【ジャージー牛に見入る母子】
 この他、その気になれば、ここでソーセージやチーズの手作り体験や、バーベキューもできる。イベント等も盛んで、やはりやる気満々の「新川育成牧場」は、失礼だけど「稲葉山牧場」などとは、レベルが異なるようであった。

 最後に比較のため、「新川育成牧場」の詳しいデータを、「ふれあい牧場」より引用する。

 【うしのいえMOOガーデン】(新川育成牧場)
 標高 320〜425m
 事務所の標高 340m
 総面積 87.5ha
 うち牧草地 85ha
 主な家畜 ホルスタイン、ポニー、
  ジャージー、ブラウンスイス
 預託方式 通年飼養(乳用牛340頭)
 放牧期間 5月上旬〜10月
 開設年度 昭和44年度
 年間来訪者 一般観光客 100,000人
  (県外10%)
 
 営業時間 10:00〜17:00
 休日 火曜日
 入場料 無料
 年間行事予定 新川牧場ファームフェア(ゴールデンウィーク中)
 体験実習 バター、ソーセージ作り、カッテージチーズ、アイスクリーム(要予約)
 案内の有無 事前連絡により対応
 アクセス 北陸本線黒部駅からタクシーで約25分
  北陸自動車道黒部ICから約20分。魚津ICから国道8号線経由で約25分
 道路状況 舗装:大型バスの通行 可(幅員が狭い箇所有り)
 駐車場 普通車 100台 大型車 5台
 売店 有
 飲食施設 焼肉ハウス、屋外バーベキュー 美味しい&体験学習詳細
 宿泊施設 無
 土産・名産品 乳製品、ジェラート・お菓子、ジャージー・ブラウンスイス牛乳
 その他 ふれあい広場
 PR状況 イベント開催時に新聞広告・ラジオCM等で宣伝
 周辺観光地 宇奈月温泉、黒部渓谷鉄道(トロッコ電車)、魚津の蜃気楼
 セールスポイント 「遊ぼう」緑の風の中でファームパーティ
  85haのなだらかな丘陵地が続き、日本海と能登半島の広大な景色が楽しめます
 管理主体 社団法人新川畜産公社
 事務連絡先 新川育成牧場
  住所 〒938−0864 富山県下新川郡宇奈月町広谷4番地
  電話 0765−52−2604
  FAX 0765−52−3925

   新川育成牧場組合は、魚津市、黒部市、滑川市および宇奈月町で組織
   されている。




 




  「芋掘り」 20051010


 先月末と今月初の2回、待望の芋掘りに出かけた。
 夏にジャガイモが想定外の不作だったので、秋のサツマイモこそはと、気合を入れて家を出発した。
 幼い息子に芋掘りの醍醐味も伝授したく、いやが上にも期待が高まる。と共に、もし出来が悪かったら、という不安もよぎって、複雑な心境でわが菜園へ到着した。
 すぐに作業をはじめ、まず手前の畝を、おそるおそる掘りかえす。まだまだ初心者なので、ザクザク鍬で掘るような芸当はできない。園芸用の小さなスコップで、ていねいに土を除けていった。俗に「芋づる式」などという言葉は、決してわが家のサツマイモ掘りに適当でない。むしろ考古学調査の現場で、土器でも扱うような、「発掘式」で作業にいそしんでいた。
 そうすると、けっこう次から次、大小様々な形のお芋が顔を出してきた。


   【今年初収穫の見事なサツマイモ】
    ※この次の収穫では、さらにたくさん芋が掘れた。
 うれしい…。

 しかしやはり経験不足なせいか、「発掘式」で事に当ったにもかかわらず、粗忽にもいくつかのお芋に、傷を付けてしまった。中には半分ほど切り落とされた、無残な姿をさらすものも見られた。
 でもまあいいか。どうせ内輪で食べるんだし。
 そうこうして大汗流すうち、めでたく小さめのダンボール一箱ほどの収穫があった。
 奥様も感動して、ひさかたぶりに次のようなコメントをいただいた。

「お天気はいもいちだったが、予定通り芋掘りを決行した。つるを引っ張り手で土をかきわけて芋を探した。思いがけなく大きい芋が採れて嬉しい。今日は豊作。子供も手伝ってくれて、おーおーと喜びの声をあげていた。芋天の好きな夫のために夕食は天ぷら。おいしかった」

 収穫の秋は、やはり良い。

 しかしここで、のんびりしているわけにはいかない。この先、種々の冬野菜や、来春へ向けてソラマメ様などを、植えなければならない。
 掘り返した畝を見ながら、さらに新たな作物へと、意欲を燃やすのだった。

※右図区画
 白区画:ダイコン
 緑区画:レタス・ミズナなど
 赤区画:来春のソラマメ様
      ご生育地(予定)
 
           【冬野菜等種蒔図】




 




  「殿山農園」 20050925


 先週「温泉めぐり」でも触れた通り、9月3日に高岡市雨晴の高台にある、「殿山農園」へ行ってきた。ここは有磯海を見下ろす丘陵地に造られた、けっこう広い果樹園で、収穫期には「ブドウ狩」や「リンゴ狩」も楽しめる。
 とはいえ、あまりに氷見から近すぎて、昭和61年に農園を開き、やがて20年にもなるのに、ただの一度も足を運んだことがなかった。真下には伏木へ抜ける国道があり、いつもこの時期、「ブドウ狩」の看板を見ながら、どんな農園か様子も分からず、そのまま通り過ぎていた。
 それが8月31日の北日本新聞・夕刊に、でかでかと紹介記事が出ており、栽培品種や収穫時期も分かったので、これは見逃すわけにいかないと、さっそく次の休日、出かけることにした。

 思えば、恥ずかしながらわたくしは、これまで「ブドウ狩」というものを、体験したことがなかった。
 というより、2003年にはじめて「山藤ぶどう園」へ行き(→「里山日記」20030910)、採りたてブドウの鮮烈な味に感激したわけで、それ以前は富山県内のブドウ園など、意識したこともなかった。しかし実際、新鮮なブドウを食すると、店屋に並んでいる商品は、しなびて喰えたものではない。それをさらにわが手で摘み取り、その場で口へ入れるとなると、また感動もひとしおだろう。
 かねてから「ブドウ狩」に執着していた奥様と、ようやく走り回れるようになったわが息子も連れ、期待に胸をふくらませながら、お昼過ぎ「殿山農園」へ向かった。

 雨晴へ抜ける坂道の手前で、山へ入り、細い道をうねうね進む。登るほどに山道らしくなり、車1台やっと通れるくらいだった。
「おい、この道でいいんかな」
などと言っている内に、農園らしき建物が目に入った。
 「山藤ぶどう園」などを見慣れていると、味もそっけもない作業場のような所だったが、中にはまたあいそもくそもないおばさんが、黙々とブドウの出荷をしていた。
 「ブドウ狩」の方法も、同様にそっけなく、1人800円(大粒種の場合は1100円)払えば、後はどれだけでも好きなだけ居て、食べ放題すればいい、とのことだった。
 
 【味もそっけもあいそもない殿山農園の売店】
  小さなカゴとハサミを渡され、農園の方へ案内してもらうと、「後はもう適当に」なのだ。でもまあ、これはこれで良かった。


    【広々とした垂涎もののブドウ園】
 この日は「ヒムロッド・シードレス」という、マスカットに似た小粒の種なしブドウが相手だった。
 想像以上に広いブドウ畑の下で、気に入った場所を見つけて、さっそく紙袋で覆われた房に挑んだ。初め店のおばさんに、小さい房を摘むよう言われても、その意味がよく分からなかったが、ひと房ほど食べて納得した。甘みが強く、すぐ腹いっぱいになってしまうのだ。
 3時のおやつ程度に食べるのでは、3房くらいが限界だろう。それがひと房ごと微妙に味が異なり、いくつも食べたいのにそうできない。
 このもどかしさは、「ブドウ狩」体験者でないと分からないに違いない。

 ホントどこの食べ放題でも、つねに店側がもうかるシステムになっており、「ブドウ狩」も例外でない。結局3人で、小さめのを5・6房も食べただろうか。とても元など、取りようもなかった。しかし、夏の終わりの昼下がりに、涼しいブドウ園でゆっくり過ごして、楽しくないわけがない。
 懲りずに帰り際、「種なし巨峰」などを3房ほど買って、満足しつつ「雨晴温泉 磯はなび」へと、夕食に向かったのであった。




 




  「花しょうぶ祭」 20050723


 早くもかれこれ一月前のことになるが、先月25日に砺波市・頼成の森の「花しょうぶ祭」へ行ってきた。2001年の6月28日以来だから、もう4年の歳月が経っている。
 この間、実にいろいろなことがあった。でも過去をふり返ると、なぜか暗い気持ちになることが多いので、止めよう。
 美しいしょうぶの花を見に行った、楽しい思い出だけ、書きつづっておく。

 実はその日、「花しょうぶ祭」へ行くのが目的ではなかった。ここ4年ほど、砺波市芹谷にある真言宗の古刹・千光寺へ、月一回古書の整理に行っている。その仕事のため準備をしていると、奥様がこの時期「花しょうぶ祭」をやっているから、息子共々連れて行けとおっしゃられる。
「え〜、会場も道も混雑してるし、1時から4時頃まで仕事だし、ちっちゃい子がもつか心配だし…」
等々言葉を濁しても、断固行きたいと言われるので、ようやく決心し、段取りを練った。

 朝10時に出発し、11時頃会場へ着いた。すでにかなり盛り上がっており、餅つき大会など行われていた。さっそく搗きたてのお餅を分けてもらうと、驚いたことに1歳半の息子が、いきなりぱく付いていた。そこで早めにお昼を食べ、会場をひと回りし、休憩場所等をチェックして、1時に御寺へ向かった。
 今年は梅雨入りが遅く、6月中晴天が続き、雨に降られて花が咲くしょうぶは、ちょうど満開の頃だった。4年前と変わらず、見事に咲きほこるしょうぶを眺めると、心洗われるものがある。やはり少々ムリしても、来たかいがあったというものだ。
 しかしほとんど夏のような気候で、子供の体調が心配だった。3時前に仕事を抜け出し、様子を見に行くと、まったく元気いっぱいで、ホッとした。でもまあついでだから、お参りがてら涼しい御寺で休ませてもらい、予定通り4時頃、砺波を後にした。
 いささかハードだったけど、なかなかおもしろい一日でした。

 ※今回なまくらさせてもらって、当日の写真は「風光越中」の方をご覧ください。




 




  「春の収穫」 20050702


 今年は、梅雨入りが大幅に遅れ、6月27日までずれ込んだ。例年より半月くらい遅く、連日30度を越す日照りが続いていた。
 氷見市は富山県で珍しく水源に乏しい地域なので、梅雨時に雨が降らないと水不足に悩まされる。今年も27日に雨が降らなければ、取水制限が行われ、節水のためご家庭でも夜間など、水道が使えなくなる恐れすらあった。辛うじてこの日に入梅したため、そんな厳しい事態は避けることができた。
 その後、かなり雨は降ったけれど、今年の夏は水が足りるか、今から心配している。

 こうした不順な天気が、地力の乏しいわが家の弱小菜園を直撃し、ジャガイモが期待を裏切り、あまり収穫できなかった。奥様によれば、
「高かった種イモほどしか実ってない。せめて3・4倍くらいは、なってほしかったのに!」
というほどの不作だった(小粒で味は良かったが)。
 それまで豆類が豊作で、スナップエンドウ、グリーンピースや、ソラマメ様は非常にいい出来で、食卓を大いに賑わしてくれた。このままおイモも、と皮算用していた矢先、むごい日照りのせいで、早々と枯れてしまった。嗚呼。

 しかし、春に収穫できた豆類は、ホント素晴しかった。
 そのままで美味しいソラマメ様はもちろん、採りたてグリーンピースの豆ご飯など、なんとも言えない味だった。また今年初挑戦の、「スナップエンドウとアンチョビのパスタ」(朝日新聞掲載)は絶品だった。
 これは塩ゆでしたスナップエンドウをニンニクと軽く炒め、ゆで上がったショート・パスタ(フリッジなど)とまぶし、アンチョビをあえる、というお手軽レシピで作れる。塩加減に少々コツがいるけれども、ほかにダシも調味料も必要ない。
 スナップエンドウの甘味とアンチョビの塩辛さが絶妙にマッチし、いくらでも食べられる。アンチョビなどという凝った食材を使った、大人向けの料理なのに、味にうるさいわが息子(1歳半)も、自分から手を伸ばしパクパク食べていた。
 これはもう完全に、休日のお昼メニューとして定着したようだ。

 こうして見れば、まだ今年は1勝1敗のトントンであった。これから夏にしっかり汗を流し、来る秋のサツマイモなどに期待したい。


  【意外にきれいなエンドウの花】

  【やっぱり美しいソラマメ様の花】




 




  「稲葉山牧場」 20050522


 今年のゴールデン飛び石連休(「ユーフォリア千里浜」参照)の終りに、家族で小矢部市の稲葉山牧場へ行った。奥様が愛する息子の情操教育に、ぜひ「モーモー」を見せたい触らせたいと言うので、最寄の牧場へ出かけることにした。
 稲葉山は「ふれあい牧場」によれば、次のような牧場らしい。



          【稲葉山遠景】
 なだらかな斜面に牧草が生え、遠く流れる小矢部川と好対照になっている。ここに牛の姿があれば、確かに良い絵だったろう…。
標高 346m
事務所の標高 250m
総面積 80.1ha
うち牧草地 53.8ha
主な家畜 乳用牛、和牛
営業時間 8:30〜17:15
休日 年中無休
入場料 無料
年間行事予定 特に無し
体験実習 不可
案内の有無 事前連絡により対応
アクセス JR北陸本線石動駅から
 車で20分 能越自動車道福岡IC
 から15分
駐車場 普通車 30台
売店
飲食施設
宿泊施設
その他 展望広場
 ふれあい動物広場
管理主体 小矢部市

 奥様は牧場と言えば、しぼりたて生牛乳でしょう、とのたまうのだが、残念ながら小矢部市営のこの牧場で、そんなサービスはやっていない。そればかりかこのデータによれば、年間行事も体験実習も売店も飲食施設もなく、事前に連絡すれば案内くらいはしてやろう、という運営方針らしい。
 まあ牛のいる公園、といったところだろうか。しかし実際に行ってみると、5月の初めでは肝心かなめの放牧すらやっておらず、牛の姿がまったくなかった…。
 かくの如くやる気のない稲葉山牧場であったが、当日は好天に恵まれ、確かに見晴らしはなかなかのものだった。また「ふれあい動物広場」で、ヤギさんやウサギさんと触れあえた息子はたいへんご機嫌で、家へ帰ってからもふだん読み聞かせている絵本にウサギが出てくると、歓声を上げたりしていた。
 まあ、良しとしよう。次はこの遺恨を、やる気満々の「新川育成牧場」(宇奈月町)で晴らしたい。でも、この先いつ行けることやら…。

     あやしい風車の下にある
      【ふれあい動物広場】

 牧場で遊んだ後は、連休中一晩ぐらい外泊しないと、と言うご意見もあって、やがて合併される福岡町の「ロッジ山ぼうし」へ行った。その詳細は、次回の「温泉めぐり」で明らかになるだろう。




 




  「苔玉スミレ」 20050430


 
 奥様のひそやかな趣味に、「苔玉作り」がある。
 山野草愛好家などに根強いファンがいて、たとえば「苔玉の世界」という、専門のホームページがあったりする。これによれば、「苔玉」とは「山野草、観葉植物など好みの植物の根をケト土(湿地の植物が腐ってできた黒い粘り気のある土)で包み、丸、楕円、台形などに仕上げ、表面に苔を巻いて密生させたもの」らしい。
 どこで知ったのか、奥様も数年前からヒマを見てセッセと制作していた。その努力が今年、見事なスミレの苔玉となって実り、先週めでたく満開となった。
 愚夫も先に習作らしい蔓草の苔玉をもらったが、まあこんなものか、と高をくくっていた。しかし今年の新作は、身内ながら良いできだったので、皆様にもお見せしたい。
 「苔玉の世界」で販売されている作品と比べながら、値踏みしたりして楽しんでいる。
 また作ってネ!
 




 




  「続畑仕事」 20050404


 カゼが治ったので、さっそくまた畑作にいそしんできた。
 実は先々週、すでにジャガイモなどを植えており、今年のわが菜園も、形が整ってきた。
 それを図示すると、次のようになる。


【赤色の輪】
 イチゴを試しに植えた。収穫は、ナメクジ・カラス対策がうまく行くかにかかっている。

【茶色の輪】
 大規模なジャガイモ畑。
 今年は、菜園の約三割もイモが占めている。もう一月ほどして、サツマイモを植えると、半分以上の面積になるだろう。
 なぜか今年、わが菜園は、イモ畑※と化してしまった。


【緑色の輪】
 うれしいソラマメ様のご成育地。
 イモ畑などにせず、いっそソラマメ様畑にすれば良いのにと、酒飲みの愚夫は心ひそかに思うのだった。

 なぜ今年、いきなりイモ畑になったかと言えば、倹約家の奥様が、下準備のため種イモを割っていると、ついついもったいながって四分割してしまったからである。あとで実際、間隔をとって植えてみると、当初予定していた畝の幅では、ぜんぜん足らなくなってしまった。そこで急遽、土を掘り起こし、残りの種イモを植えることにした。
 おかげ様でうまく行けば、今年はジャガイモ食べ放題か?




 




  「初畑仕事」 20050313


 「里山日記」は、ようやく今頃になって、新年最初の記事を書いている。
 今年は2月頃から猛烈な寒波が押し寄せ、なかなか雪が溶けなかった。実は本日もまだ雪模様で、10cmほど新たに積もった。これではもういつになったら春らしくなるのか、誰も分らない。
 従ってわが家の小菜園も雪に閉ざされ、今までほとんど畑の手当ができなかった。
 しかし春・夏に向けて、そろそろ土起しや種まきをしなければならない。そこでまだひどく寒い先週の日曜日、ちょっとだけ気合を入れ、荒れ果てているであろう菜園の様子を見てきた。

 先週の時点では雪が残っておらず、思ったほどひどい状態でなかった。でもやはり手付かずの状態なので、土起しがたいへんそうだ。
 去年初めて植えた大根は、まだ葉っぱが青々としていたけれど、もう春なのでぜんぶ抜いて帰ることにした。これは小粒ながらよくできて、野菜の値段高騰の折、ずいぶん家計を助けてくれた。ただし鳥に頭を食われたようなヤツは、残念ながら畑の肥やしに置いて来た。
 柴太朗も久方ぶりに愛する畑を見るなり、首輪を忘れてダッシュしロープに引っ張られ痛がるほど、喜んではしゃぎ回っていた。
 それでもまだまだ野良は非常に寒く、アノラックを着てスコップを振るっていたのに、少しも体が暖まらなかった。帰りに例のごとく家まで柴太朗と散歩して行ったが、途中北風が強く、凍えてしまった。
 これでカゼをひかなかったのは、けだし幸いというべきであろう。